【自分語り】計算的ミニマリズム

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お読みいただきありがとうございます。

今回は僕とミニマリズムとの

馴れ初めについての記事です。

 

1年近い時間を経ての自己紹介第2弾、

みたいなものだと思ってください。

よろしくどうぞ。

 

***

 

栃木県の田舎で育った僕の実家は

そこそこ大きな一軒家で、物が多く、

家族みんな片付けが苦手だったので

全体的に散らかっていました。

 

僕自身もそういった環境が当たり前という中で

生きてきたため、違和感や不快感の類は

さほど感じていませんでしたが、

大学時代にミニマリズムと出会って

価値観が大きく変わりました。

いま友人として親しくしている

伊藤光太さんとの出会いや、

前の記事にてお話ししたブログを通じて

知り合った方々。そんな各方面から

良い刺激をたくさん貰って、

自分の生き方をブラッシュアップしていきました。

 

しかし、大学を卒業後してからの僕は

「多くの物を管理する」ということへの憧れや、

もともと趣味だった読書への熱が高まり、

新卒で新しく住み始めた都内のワンルームには、

物がたくさんあったのでした。

 

そして、病気を患い仕事を辞め、無職期間を

3年近く過ごすことになります。

そこで感じたのは、「どんなに好きな物たちでも、

管理スキルを超えてしまう状況にあっては

自分を苦しめるノイズになる」ということ。

社会復帰のために住み始めた家賃3万円の

安アパートでは、大学時代に回帰すべく

物をほとんど置きませんでした。

 

結果的に管理が楽になり、精神を病んでいる割には

常にそこそこ綺麗な状態を保ち、住み始めて

2年間で社会復帰をするに至ります。

部屋の様子と僕の就活との関係性なんて

たかが知れていると思われるかもしれませんが、

割と本気で「運気」みたいなものを信じてます。

アパートは(治安の悪さもあって)なんだか

嫌な空気を感じていましたが、

それでもなんとかやれていたのは、

学生時代に学んだミニマリズムのおかげかな

と思っています。

 

***

 

今は結婚して妻とふたり、1LDKの部屋に

住んでいます。

 

違う脳みそを積んだ人間がふたりいるので、

当然環境面での理想形だったり、

価値観も違います。

 

正直、僕も妻もあまり片付けが得意なほう

ではないです。

忙しかったり、疲れていたり、いろんな理由で

部屋が散らかります。

 

そんな人間たちだからこそ、忙しくて疲れていて

部屋が散らかっていても、「散らかり」が

最小限で住むような状態を維持していたいなと

思うわけです。

 

さて、「ザ・ミニマリスト!」みたいな人が

僕のデスクを見たら嫌な気持ちになると思います。

 

こだわって買った電動昇降式デスクと

黒い座面のイームズチェア。

 

突っ張り棒でおしゃれなインテリアを作って、f:id:zzokm:20230506235248j:image

デスクの上にはウン百枚のコピー用紙……f:id:zzokm:20230506235326j:image

そうですね、ミニマリストでは、ないですね。

 

でもまあしかし、誰にも媚びず、

自分たちが気分良く過ごすためのスタイル。

それが、僕が目指す理想のミニマリズムです。

 

僕にとって最適化することがゴールです。

もしこれを読んでいるあなたがミニマリストなら

ぜひおたずねしたい。

「その価値観は、誰にチューニングしてますか?」